日本化粧品検定2級・3級対策テキスト【著:小西さやか】を読んだ感想・口コミ
『日本化粧品検定』をご存じでしょうか。日本化粧品検定は、化粧品を正しく使うための知識や、化粧品についてのスペシャリストを目指す人のための検定です。
検定は3級~1級まであり、受講資格に制限はありません。化粧品関係のお仕事をしている人はもちろんですが、コスメや美容に興味があるという方も受講が可能です。
とは言え、コスメや美容のことを何も知らないで受講しても合格は難しいもの。そこで今回は、『日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト』をご紹介します。
『日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト』基本情報
- タイトル:日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト コスメの教科書 第2版
- 著者:小西さやか
- 出版社:主婦の友社
- 発売日:2016年3月24日
- 発行年月日:2017年2月20日
- 評価:
(5点満点中)
本書をおすすめしたい人
- 日本化粧品検定の受験を検討している人
- 化粧品業界で仕事をしたいと考えている人
- 美容に興味がある方
- 肌の仕組み、化粧品にまつわる正しい知識を知りたい人
- メイクの基礎を知りたい人
女性に人気の『日本化粧品検定』のテキスト本
本書は、『日本化粧品検定』の2級、3級を受験する人のための対策テキストです。
しかし受験者だけでなく、「コスメや美容の基本を知りたい」「化粧品の選び方、メイク方法を知りたい」と言う人にも分かりやすく書かれています。
暗記シートが付いて覚えやすい
この本には、暗記シートが付属されています。本を開くと分かるのですが、オールカラーで、文書の文字も黒一色ではありません。
覚えておくべき単語の部分はオレンジ、テスト問題に出る可能性が高いと思われる部分は青(3級)、赤(2級)で書かれています。付属の暗記シートを文字の上に当てると、オレンジの部分の単語だけが隠されて、いつでもどこでもテスト勉強が出来るのです。
広く浅く肌やコスメの基本が分かる
今まで読んでいたコスメ本やスキンケアの本は、それに特化したもので、しっかりとした情報量が含まれていました。しかしこの『日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト』は、テストに出る項目に絞っているため、内容は広く浅くなっています。
「肌の基本から応用までしっかりと知りたい」と思う人にとっては物足りなさを感じるかもしれませんが、「コスメと肌の基本だけをまずは知りたい」と言う人には、ちょうど良いページ数です。
メイクアップの方法も知ることができる
スキンケアの本の多くは、肌の作り方や正しいお手入れの方法が書かれていまが、メイクアップ方法は載せていないものがほとんどです。
本書でも基本的なスキンケアの方法はもちろんのこと、メイクアップの基本テクニックを知ることもできます。
「ファンデーションのつけ方」「アイラインの引き方」「チークの基礎知識」なども知ることができるので、「スキンケアとメイク本を何冊も本を読むには時間が無い」「本を多く保持したくない」と言う人にもおすすめです。
スキンケアの基本を知りたい、美容業界で働きたい、キャリアアップをしたいと考えている人は、一度本書を開いてみてはいかがでしょうか。
本を読んだ感想
本書を読んでまず思ったのが、「ページ数が多くなく読みやすい」ということです。今まで読んできたスキンケアの本は、内容が深くページ数も200ページ以上のものがほとんどでした。
しかし本書は160ページ程度で、イラストも多く使われています。さらにフルカラーなので、あっという間に読み終えることができました。本を読むのがあまり好きではないという人でも読みやすい本だと思います。
さらに、本書の「メイクアップの基本テクニック」の項目は、メイクをするときの参考になりました。
あまりメイクに詳しくないという人はメイクの基本が勉強でき、すでに毎日のメイク方法は決まったやり方があるという人は、正しいメイクができているかの確認をすることができます。
私の場合は後者で、自分のメイクが正しいやり方かどうかを再確認することできました。すると、日頃のメイクの方法がいくつか間違っていることが分かったのです。
まず、ファンデーションの色選び。今までは自分の顔色に合ったものを選んでいました。しかし、顔色でファンデーションを選ぶと首の色と合わずに、白浮きするとのことです。
正しくは「首の頬の境である、フェイスラインで色を選ぶのが良い」とのことです。次にファンデーションを選ぶときは、フェイスラインを参考にしようと思いました。
化粧品や肌の基本を知りたいと思って本書を選んでみましたが、今ではもう少しこの本で勉強して、『日本化粧品検定』の3級を「受けてみようかな」という気持ちになっています。
3級の受験料は無料で、インターネットから受けられるので、主婦のとってもありがたいです。
まとめ
『日本化粧品検定 2級・3級対策テキスト』は、化粧品を正しく使うための基本を勉強することができます。
また、わざわざ重要な項目を赤のマーカーで引いて覚える必要はなく、あらかじめ重要な部分はオレンジで記入されているため、あとは付属の暗記シートをテキストの上に置いて覚えるだけです。
もちろん試験を受けなくても、美容とコスメの情報本として読んでみるのもおすすめです。機会があればぜひ、『日本化粧品検定』も受験してみるのも良いかもしれません。