アルコールで肌が悪化する!?アルコールと乾燥肌の関係性
これからのシーズン、飲み会も増えてきますよね。忘年会やクリスマス、イベントも盛りだくさんな冬の季節。中には連日飲み会とスケジュールがみっちり、なんて人もいるのではないでしょうか。
友達や仕事仲間と飲むお酒は、話も弾みおいしく感じるものです。お酒を飲むことは悪いことではありません。適量のアルコールは、体内の血行を良くしてくれるので、お肌にも良いと言われています。
しかし、中にはついつい飲みすぎて次の日は二日酔いなんてことも…。そうなると体に負担がかかるだけでなく、肌にも悪影響を及ぼしてしまいます。
後になって「飲みすぎた」と後悔しないためにも、肌への影響を知ることも大切です。そこで、今回はアルコールと乾燥肌の影響についてご紹介します。
アルコールでなぜ肌が乾燥するのか
お酒を飲んだ次の日、なんとなく「肌の調子が悪いな」と思ったことはありませんか。これは、アルコールの影響で肌が乾燥しているからなのです。では、なぜアルコールをたくさん飲むと肌が乾燥するのでしょうか。
お酒を飲むと、体内でアルコールが分解されて二酸化炭素と水になります。その水分が体内に溜まると、尿として外に排出されます。お酒を飲むとトイレが近くなるのは、アルコールが体内で分解されている証拠です。
外に出された水分が多くなると、体内の水分が少なくなり肌にも影響が出ます。また、お酒を飲むとアルコールの作用で顔が赤くなったり、熱く頬が火照ったりしますよね。これは肌表面の温度が上昇するため。温度が上がると水分が蒸発しやすくなり、肌が乾燥してしまうのです。
乾燥以外の肌への影響
アルコールが肌に与える影響は乾燥肌だけではありません。他にも次に示すような影響を肌に与えます。
吹き出物やニキビ
ビールや日本酒、カクテルなどは糖分が多く含まれています。糖分の過剰摂取は、肌を老化させる原因の一つです。
また、糖分を多く摂取することで皮脂が過剰に分泌されるため、毛穴が詰まり、吹き出物やニキビの原因にもなります。さらにアルコールには、肌の代謝を助ける働きがある「ビタミンB群」を多く消耗します。すると肌の代謝が滞り、吹き出物やニキビができるようになるのです。
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目の下のクマ
お酒を飲んだあと、なかなか眠れないということがありませんか。アルコールを飲むと睡眠の質が低下してしまうため、起きても疲れが残っている、肌の疲れも取れていないと感じてしまいます。
睡眠中は成長ホルモンを分泌し、肌のターンオーバーを促しますが、寝不足では上手く成長ホルモンが分泌されません。疲れが残ると目の下にクマができ、肌荒れの原因にもなるのです。
肌に負担をかけないお酒の飲み方
お酒は飲みたいけれども乾燥肌にはなりたくない。誰でもそう思うはずです。そんなときは、肌に負担をかけないお酒の飲み方をしてみてください。
お酒と一緒に水を飲もう
肌荒れを防ぐためにも、お酒とお水を上手に飲むようにしましょう。お酒を飲むと利尿作用が働き、体内の水分が減少します。
さらに、水を飲むことで大量の水分が失われるのを防ぐ効果が期待出来ます。理想はお酒1に対してお水1、「1:1」の割合で飲むことが理想的です。
おつまみにも注意
おつまみにも注意しましょう。脂っこいものは避けて、アルコールを分解してくれる効果が期待出来るおつまみや、肌に良いおつまみを選んでみてください。
ナッツ、枝豆、豆腐、レバーなど肌に良い「ビタミンB群」の食品を取り入れてみるのもおすすめです。
糖質の少ないお酒を選ぶ
アルコールには糖質が含まれています。糖質が多く含まれるお酒は肌を乾燥させ、老化肌へとつながるのです。そこで、できるだけ糖質が少ないお酒を選んでみてください。特におすすめなのが蒸留酒です。
焼酎やウイスキーなどの蒸留酒には糖質がほとんど含まれていません。糖質の過剰摂取予防に効果的なので、ダイエットをしているという人にもおすすめです。
アルコールを飲んだ後のケアも大切
アルコールの飲み方や選び方も大切ですが、アルコールを飲んだ後のケアも忘れないようにしてください。お酒を飲んで帰って来て、そのまま寝てしまうということもあるかもしれません。
しかし、メイクをしたままでは肌への負担も大きくなります。きちんとメイクを落として、肌への保湿も忘れないようにしてください。また、翌朝は顔がむくんでいることも良くあります。マッサージや蒸しタオルなどでむくみを解消してみてください。
まとめ
お酒を飲むことは、ストレス発散になり楽しいものです。しかし、飲みすぎは禁物。次の日にむくみや乾燥肌になっているということも珍しくはありません。
特に、日頃から肌が乾燥気味という人は、「アルコールの種類を選ぶ」「飲みすぎない」「一緒に水を飲んで水分を補う」などをおこなってみてください。また、帰宅したらきちんと肌ケアをするようにしましょうね。